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Your search : [ author:収蔵 白大成写真·文 魯忠民] Total 479 Search Results,Processed in 0.114 second(s)
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1. 関聖帝君
日本の若い友人が、中国古代の人物の中では、三国の関羽をいちばん尊敬しているといった。関羽は、中国でも人気があり、関聖帝君とか関帝と呼ばれて、民間信仰の対象となっているほど崇拝されている。中国の廟の中で最も数の多いのが関羽をまつる関帝廟だ。清代の北京には、関帝だけをまつる廟と、関帝を主にして他の神仏もまつる廟が、合わせて百十六あり、北京城内のあらゆる廟宇の十分の一を占めていた。当時、北京の九つの城門
Author: 収蔵 白大成 写真·文 魯忠民 Year 1991 Issue 9 PDF HTML
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2. 福禄寿
福禄寿は、日本では、長頭短躯、白髪を垂らし杖を手にした延命長寿の神で、七福神の中のおなじみの一人だ。ところが、中国で福禄寿といえば、福神、禄神、寿神という三人一組の神のことで、中国の福禄寿は、幸福と俸禄と長寿をそれぞれ分担している。福は、古来、人びとが追求してやまないもの。幸福、福相、眼福など、中日両国に共通のめでたい言葉が沢山あるが、満足や希望をもたらしてくれる人や神を、中国では福星といっている
Author: 収蔵 薄松年 白大成 写真·文 魯忠民 Year 1991 Issue 10 PDF HTML
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3. ねずみの嫁入り
魯迅は、正月十四日の晩は、ねずみの嫁入りの行列が見たくて、いつ始まるかいつ出てくるかと眠れなかったと、浙江省紹興での幼年時代を回想している。ねずみの嫁入りの話は中国各地にあり、山西省では、暮れの二十三日に神々が天に上ってしまうと家ねずみが活動をはじめ、吉日を選んで婚礼をするので三、四日のあいだはどの家でもオンドルの煙突のあたりで、毎晩、花嫁行列の笛や太鼓の音が聞こえるとされる。江西省では、元旦がそ
Author: 収蔵 薄松年 文 魯忠民 Year 1991 Issue 2 PDF HTML
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4. 虎-庶民の守護神
虎は中国民間芸術の中で重要な役割を果たしている。子供の時には虎の帽子、虎の靴、虎の枕、虎のふとん、虎の腹掛けなどを使うし、虎のおもちゃには布や皮の縫いぐるみ、虎頭の壁掛け、座った姿の虎鰻頭、結婚式や葬式の虎形饅頭、虎頭喜字(虎の額に喜の字を書く)饅頭、端午の節句のよもぎ虎(よもぎの葉で虎形をつくって門に吊す)、邪気をはらう神虎といった具合である。また年画、切り紙、刺繍、彫り物などさまざまな民芸ジャ
Author: 収蔵趙峰写真·文魯忠民 Year 1992 Issue 5 PDF HTML
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5. 影絵芝居の地獄絵
地獄の主宰者が閻魔(えんま)大王であることは、よく知られている。中国では、「閻王」、「閻羅(えんら)」、「閻王爺(や)」などと呼ばれ、地獄に堕ちた者は誰でもこの冥界の王の裁きを受けなければならない。地獄には閻王の下に十八人の“判官”がいて、それぞれ一層ずつの地獄をつかさどるというのが「十八層地獄」の考えで、後に、仏教思想が中国在来の民間信仰と結びついて「十大冥王」さらには「十大閻羅」といった考え方
Author: 影絵収蔵 劉季霖 写真·文 魯忠民 Year 1991 Issue 3 PDF HTML
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6. 八仙
中国の民間神で、民衆に人気のある神仙グループが八仙で、伝説に富み、芝居や工芸造形の好材料になっている。李鉄拐(りてっかい)、鍾離権、張果老、何仙姑、藍釆和、呂洞賓、緯湘子、曹国舅の道教八仙がよく知られ、めいめいの故事は、唐、宋のころから記載があるが、八人を一組にしたのは元代からで、メンバーは固定していなかった。のちに明代になって呉元黍が書いた『八仙出処東遊記伝』によって八仙が固定された。この八人の
Author: 収蔵 薄松年 写真·文 魯忠民 Year 1991 Issue 6 PDF HTML
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7. 和合二仙
月落ち鳥啼いて霜天に満つ 江楓 漁火 愁眠に対す 姑蘇城外 寒山寺 夜半の鐘声
Author: 年画収蔵 薄松年 写真·文 魯忠民 Year 1991 Issue 8 PDF HTML
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8. 紙馬
日本では八百万―やおよろずの神々があるとされ、その中で、地域の神、農業の神、山の神、漁業の神など二十五項目、四百十一種の神が、日本人の生活と関連があるそうだが、中国ではどうだろう。日本の竜沢俊亮氏が、一九四〇年に中国で調査した数字がある。当時、中国の華北、東北で、旧暦の元旦に神を拝むときに使った「百分」といういろいろな神像を描いた札(ふだ)や、瀋陽、吉林、北京で見聞した諸神の名などにもとづいて作っ
Author: 収蔵 呂勝中 写真·文 魯忠民 Year 1991 Issue 12 PDF HTML
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9. 伝説と民芸 かまどの神
かまどの神は中国語で「吐神」と言い、「吐君」「辻王爺」「吐王吐母」「辻君菩薩」などとも呼ばれている。中国の民間信仰のなかで、最も広く祭られている神のひとつだ。昔は、上は天子から下は庶民まで、みなこの神を祭っていたが、現在では、一部の辺ぴな農村にしかこの習慣は残っていない。毎年、農暦の十二月二十三日か二十四日になると、人びとは台所の蛙神の画像の下や位牌の前に、酒、お菓子、果物などを供え、年長者から順
Author: 収蔵 薄松年 写真·文魯忠民 Year 1992 Issue 1 PDF HTML
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10. 十二支の動物たち
天宮には、九万九千種の鳥や獣が住む万獣園があったそうだ。ある日、玉皇大帝が見回りに出たところ、十二種の獣が仙泉の酒を盗み飲みして酔っぱらい、あっちにふらふらこっちにふらふら、大声でわめき散らしている。怒った玉皇大帝は静山老神に申しつけた。「酒ぐせの悪いあの動物たちを下界に追放しなさい。人間を見ならって、五百年働かせるがいい。人間界で騒ぎを起こさないようにhかならず仙術を取り上げるんだよ」。静山老神
Author: 切り紙 范祚信 収蔵·文魯忠民 Year 1992 Issue 3 PDF HTML